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回数券を扱わない理由

扱わない6つの理由

昨今、多くの治療院やサロンで「回数券」の販売が当たり前のように行われています。

「まとめて買うとお得ですよ」という提案は一見親切に聞こえますが...

当院では開院以来、一貫して回数券の販売を行っておりません。

そこには、国家資格を持つ「医療の一端を担う者」としての矜持と、患者さんの「日々の生活」を大切にしたいという強い想いがあります。

 

当院が回数券を扱わない理由を具体的にお伝えします。

①施術は規格品ではない

本来、回数券とは「常に同じモノや体験」を提供できる場合に適したサービスです。

例:乗り物、コーヒー、パーキング、ドリンクバー、アトラクションなど。

しかし、当院の提供する鍼灸・整体・カッピング(吸玉)は、これらのような「規格品」ではありません。

その日の体調、心の状態、季節や気候など...

それらをプロの目で読み解き、その時に最適な施術を組み立てる「オーダーメイド」の技術です。

毎回内容が変化する「コト」に対して、あらかじめ回数を決めて売ること・・・

それはプロとしての責任を果たす上で妥当ではないと考えています。

②正確な施術回数は誰にも分からない

身体は生き物です。

一回の施術で劇的に改善することもあれば、予想以上に回数がかかることもあります。

​正直なところ正確な回数は分からないなかで、最初から「〇回分」と決めてしまうのは、裏を返せば「それだけ通わせる」という制約になりかねません。

当院では、一回ごとの変化を大切にしています。

「良い状態に戻ったので、今回はこれで一旦終わりにしましょう」

そんな当たり前で誠実な判断を、常に持ち続けていたいです。

③『医療の一部』として

病院やクリニックで「3回セットなら割引です」と言われることはありません。

それは、医療が「安さ」で釣るサービス業ではなく、その人の人生を支える責任ある仕事だからです。

鍼灸師(はり師・きゅう師)も厚生労働大臣から認められた国家資格です。

安易な割引合戦に加わるのではなく、一回一回の施術に「適正な価格」を設定して

その対価に見合う、あるいはそれ以上の価値を提供することこそが、プロの仕事だと考えています。

④施術の質とモチベーション

「売ってしまえば終わり」という仕組みは、時として提供側の施術に対する慢心を生むと考えてしまいます。

回数券がないからこそ「次も選んでもらえるだろうか」という緊張感を持ち、毎回最大の熱量で挑むことができます。

また、患者さんにとっても「回数券が残っているから仕方なく行く」のではなく、

「良くなりたい」「たなばたで診てもらいたい」などの前向きな気持ちで通院していただくことが、結果として最も早い回復に繋がると考えています。

⑤無用なトラブルを回避

回数券には、事務的なトラブルのリスクが常にあると思います。

 ●回数の把握ミス・使用/不使用のトラブル

 ●コース変更時の差額問題

 ●施術者に万が一のことがあった際の返金問題

こうしたリスクはお互いにとって良いことは一つもありません。

​リスクを作らない為にも「都度払い」が一番シンプルだと思います。

⑥あなたの生活も守りたい

この物価高の時代、一度に数万円の出費を求めることは、患者さんの生活バランスを崩しかねません。

 

健康とは、身体だけのことではなく、食費や生活費、趣味の楽しみといった「暮らしの豊かさ」、そして何より「心のゆとり」があってこそ守られるものです。

無理な経済的負担を強いられ、それが精神的なストレスになってしまっては本末転倒です。

だからこそ当院では、適正な通院間隔や必要最小限の施術回数で、最大限の結果を出すことに全力を尽くします。

定期的なメンテナンスで良い状態を維持したい方、あるいは必要な時にだけ頼りたい方...

お一人おひとりの生活に寄り添い、生涯にわたって健康をサポートする「かかりつけ鍼灸院」としての役目を果たすことこそが、当院の理想のあり方です。

最後に

経営側から見れば、回数券を販売することで「目先の利益」を確実に確保できるというメリットがあるのは事実です。

しかし、当院ではそうした目先の利益(最大瞬間風速)を追いかけることよりも、お一人おひとりと向き合い、少しずつ「信頼・信用」という名の貯金を積み重ねていく道を選びます。

「たなばたに行けば、なんとかなるかも...」

「生活を圧迫することなく、末永く身体を預けられる」

これからもずっと、そんな場所で居続けたいと思っています。

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